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睡眠の消費カロリーについて

 

睡眠の消費カロリーは、基礎代謝だけでまかなわれています。

もちろん、寝返りを打つときには、生活活動代謝になります。
しかし寝返りをずっとしているわけではないですし、一晩のうちに20〜30回程度です。ですから、睡眠時の消費カロリーは、そのほとんどが基礎代謝であると見てよいでしょう。

睡眠の消費カロリーは基礎代謝ですから、人によって違ってきます。
もっとも脂肪を多く燃焼する人は、筋肉量が多い人です。筋肉による熱の産生は、基礎代謝全体の4割ほどを占めるといわれています。

無理な食事制限などによって筋肉を落としてしまうと、睡眠中の消費カロリーが少なくなり、やせにくく太りやすい体質になってしまいます。睡眠中は言ってみればプチ断食タイム。効果的に脂肪を燃焼させる睡眠対策を知っておきましょう。

睡眠中の消費カロリーは、このように筋肉が鍵を握っているわけですが、寝る前の過ごし方の影響も受けます。たとえば、寝る前に以下のようなことをすると、睡眠の消費カロリーは減少してしまい、脂肪をためこむことになります。

  • 寝る前の3時間以内に夕食を摂る
  • 寝る前にアルコールを飲む(寝酒)
  • 寒い環境で寝る
  • 寝る前に水分を摂らない

寝る前にものを食べると太る

寝る直前に満腹になるまで食べてしまうと、胃の中にものがある状態で寝ることになります。そうなると寝初めに現れるノンレム睡眠が浅くなります。胃腸の消化・吸収に忙しくなるために、体温が上昇するので当然ですよね?深い眠りは、体温が下がるときに出現するからです。そうなると、ノンレム睡眠のときに分泌される成長ホルモンの量も減ってしまうことに。

成長ホルモンの働きは、免疫力を強くしたり、肌を修復する美肌効果だったり、体を成長させたりします。それともう一つ忘れてはいけない役割は、睡眠中の脂肪燃焼効果です。寝初めの睡眠が深ければ深いほど、体脂肪が分解・燃焼されるのです。寝る前にものを食べてしまうと、寝初めの脂肪の燃焼が行なわれなくなり、睡眠の消費カロリーが減少します。

しかも寝る前に食べたものを、すぐ利用できるかというと、しばらくは利用できません。そうなると、筋肉を分解して糖新生を行なうことに。筋肉が減ると、ますます痩せにくい体質となってしまいます。筋肉が減少することによって、ますます睡眠中の消費カロリーが減少するという悪循環になります。

睡眠中は、このように寝初めに体脂肪を分解して、それをエネルギーにしています。寝る前の食べ物が、やがて吸収されて血糖値が上がってきても、起きているときほど基礎代謝が高くないために、そのほとんどは体脂肪として蓄えられます。
本来なら、体から脂肪が減っていく時間帯なのに、寝る前に食べると、余計な脂肪が蓄えられる一方になるのです。

睡眠の後半には、ストレスホルモンACTHが分泌されて、副腎皮質からコルチゾールを分泌させます。これによって血糖値を上げて、目覚めに向かうわけです。
このコルチゾールも、体脂肪を分解・燃焼する働きがあります

つまり人は、寝ているときに前半は成長ホルモンによって、後半は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)によって体脂肪を燃焼して、エネルギー源としているのです。寝る前にものを食べるというだけで、この両方の働きが妨害され、睡眠時の消費カロリーは少なくなってしまいます。

寝る前にアルコールを飲むと太る

同じ原理で、寝る前にお酒を飲むと、浅い眠りになるために、寝初めの成長ホルモンの分泌量が減少します。また寝酒は、たいていツマミを伴いますから、胃腸が休まらずに、睡眠の消費カロリーは減少します。

ナイトキャップをすると、約3時間後にアセトアルデヒドに分解されます。
そのため寝る3時間前までに寝酒を済ますことが、効果的な睡眠対策となります。

寒い環境で寝ると、睡眠時の消費カロリーは減る

冬などに、掛け布団を少なくして寒くても我慢して寝ると、睡眠時の消費カロリーは減少します。これは寒いと、体が危機的状況を察して、脂肪をため込もうと働き、基礎代謝が落ちるため。逆に温めて眠れば、睡眠中の基礎代謝は上がります。

また寝初めから寝室が寒いと、それ以上体温が下がっていかなくなります
そうなると、体温が下がる過程で現れるノンレム睡眠に入っていけなくなります。そのため浅い眠りになってしまい、成長ホルモンの分泌量が低下することに。

これは暑い夏でも同様です。室内の温度が暑すぎて、かつジメジメしていると、体温が下がりづらくなり、深い眠りへと入っていけなくなります。

寝る前に水分を摂らないと、消費カロリーが減る

寝る前に水分を摂ると、夜中のトイレが増えるということで、寝る前には水分を摂らないという人がいます。睡眠中は、コップ1杯分の汗をかくといわれています。そうなると寝ている最中に、血液がどろどろになってしまいます。血行が悪くなるのです。そうなると浅い眠りになり、深い睡眠が現れにくくなります。

また血液がどろどろだと、睡眠中にせっかく行なわれている脂肪の燃焼がうまくいかなくなってしまいます。つまり睡眠の消費カロリーが減ることになるのです。

寝る前に水分を摂らないと、血栓症が出来る原因となり、それは心筋梗塞や脳梗塞へとつながる危険性を秘めています。寝る前に水分は摂らないという人は、考え直したほうがよさそうです。

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